合田道人

童謡謎解きマップ

合田道人が多くの童謡の謎を解きます

アルプス一万尺

作詞・作曲 不詳

 アメリカ民謡が原曲なのに、どうして“アルプスの歌なのか?”と言われているのがこの歌。

 “こやりの上ってなあに?”とか、“アルペン踊りって、どんな踊りですか?”とやたら質問が多い歌でもあります。なんとこの歌、アメリカ民謡とされていますが、実際は違います。さらにこのアルプス、スイスやフランスの、そう「アルプスの少女・ハイジ」のアルプスではなく、なんと日本アルプスを歌った歌だったのです。実際、外国曲に京都大学の山岳部の人間が詩を施したとも言われています。 

 これは日本アルプスの中の飛騨山脈を有する北アルプスを歌ったものだということが判明したのです。その鍵が、“こやり”にあったのです。

 こやりとは、小槍と書く山の名前、それも北アルプスの槍ヶ岳の隣にそびえる、槍のようにとがった山です。その小槍、高さが3030メートル。なんとこの長さは、ズバリ! 一万尺なのです。と、いうことは、この小槍に登りついた登山者が、うれしさのあまりにアルペン踊りを踊ったと言うことになります。

 ところが、小槍は山というより断崖絶壁の岩の斜面を登るような難所なのです。さらに頂上は人がやっとひとり立てるぐらいの広さしかないのです。いくらなんでもアルペン踊りなんて踊れない場所なのです。さらにアルペン踊りなんていう踊りは、実際にはないのです。ではアルペン踊りとは、一体なんなのでしょう?

 どうぞ詳しくはご本で……! よろしく!

この謎解きが入っている本とCD

文庫本「こんなに深い意味だった 童謡の謎3」(税込600円)
CD「童謡の謎 3」(祥友 1,500円)